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マグロ切り身冷凍テスト

🐟キハダマグロの冷凍テストを実施しました

 食品の鮮度を維持する上で、冷凍までにかかる時間は非常に重要です。特に、水分やタンパク質を多く含む魚類は、凍結の遅れによってドリップや変色などの劣化が発生しやすくなります。

厚みのある魚などでは、一見凍ったように見えてもそれは表面のみで、芯の方はナマのままで徐々に鮮度が損なわれていって…なんてことも。

 今回はキハダマグロの切り身を用いて冷凍性能を比較しました。

🔬冷凍条件

 比較に用いたのは厚さ約3.0cmのキハダマグロ切り身です。冷凍条件は弊社冷凍機-60℃/30分と従来型冷凍庫-25℃/6時間の2通り試みました。

 左が-60℃で急速冷凍したもの、右が-25℃冷凍です。
開封前に眺めた印象としては、どちらも冷凍が進んでいるようですが…

 

 こちらが、断面をそれぞれ撮影した写真です。写真では少しわかりづらいかもしれませんが…
 -60℃急速冷凍で凍結した切り身(写真左)は30分で中心部までしっかりと凍結されており、冷凍完了後すぐに指で触っても全体が硬く、ムラなく凍結されていることが確認できました。
 一方、-25℃従来冷凍の切り身(写真右)は6時間かけても表面こそ凍結しているものの、断面を観察すると中心部にまだ柔らかさが残っており凍結にムラが見られました。

📄まとめ

 Aslink Freezerの-60℃急速冷凍は、今回のマグロのように厚みのある食材についても中心部まで短時間で凍結することができます。
これにより、食材の劣化リスクを最小限に抑え、解凍後の品質維持にも大きく貢献します。

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